1.私は真剣だけれども、深刻にはならない。
2.私は、チャレンジャーだ
3.私は答えを探すのではない。答えを創造していくんだ。
(石井裕之:「壁」より)
'What is it that people love most about a cinema? Could it be that, paradoxically, it is a place outside of life in which imitations of life take place? As such, maybe it's a hiding place in which you cannot really hide because you're looking at the world you've sought to escape.'
D.Kennedy
この本、とっても面白いです。
そして、読者は、だいたい2ページに1回、次の4つの
いずれか、の反応を示すようにできています。
1.クスッと笑う。
2.ヘエーッと感心する。
3.エッ?と驚く。
4.ジイ~ンとくる。
つまり、「読み手の感情に届く」言葉が
2ページに1回、ちりばめられているのですね。
ちなみに、この本は約300ページありますが、
かなり読みやすいので2ページ1分として
約2時間半もあれば読了できます。
つまり、「1分に1回、クスッとかヘエーとか感心する」
ことになるわけです。
本は、見開き2ページで一回、クスッ・ヘエーッ・ジイーンの
どれかを読者に与えられるかどうかが超一流になれるかどうか
の分かれ目です。200ページの本なら100回です。
普通に良い本なら、4ページに一回以上でしょう。
つまり、200ページの本なら50個くらい、感情のスイッチ
を本文内に仕込ませておくこと。
ここまでが、本気でベストセラーを目指すときの読者に対する
最低限の配慮だと思います。
この点、講演やセミナーの場合は、3分に1回、
「クスッ」「ヘエーッ」「エッ?」「ジ~ン」のどれか
が入っていることを意識するのが名スピーカーです。
特に、立ち上がりは30秒が勝負!
ここで、聴衆は、「この講師、聞いておもろそうやな~」
と思っていいかどうか、判断するとみて間違いないです。
…これは、今まで20年近く人前で話してきた経験。
本も同じです。
一にタイトル。
ニにはしがきと目次。
三に本文の出だし3行。
ほぼ、この初期段階で、
「この本と2-3時間を共にしてみようかな?」
という意思決定の審判に、著者は立ち会うのです。
こういった、「情報・サービスの受け手」の気持に
立った、コンテンツ(情報・サービスの内容)作りを
継続的に意識しつつ、お客様に接している人は、
非常に成功しやすい人だと思います。
(柴山政行:メルマガより)
(水野敬也:「夢をかなえるゾウ」より)