2010年4月17日土曜日

テレビを見てはいけない:苫米地英人より

『あらゆるカルチャーは、最初はごく少数のマニアックな人たちが始めて、それが口コミによって広がり、やがてメディアに載ることで多くの一般大衆のコンフォートゾーンに受け容れられ、社会に定着する。
 これはいってみれば、社会的な『洗脳』です。』

『① 暫定的なゴールをひとつ設定する。
② そのゴールを満たした未来が必ず来ることを思い浮かべる。
③ その場合、自分は今どうあるべきかを徹底的に吟味する』

『つまり単純にいうと、コンフォートゾーンから外れているとき、人間は動物に近くなるのです。自己防衛的なるか、逆に必要以上に攻撃的になります。そのため客観的に俯瞰して状況を捉えることができなくなり、それでIQが下がるのです』

『自分が欲しいと思っているものも、じつは「want」ではなく、「手に入れなければならない」と他人に思わされた「have to」の結果であることが非常の多いのです。』

『「やりたいことをやっていては経済的に成り立たない」との考えが頭の隅に少しでも生じたら、「そう思う自分は洗脳されている」とすぐに認識したほうがいい。
 もうひとつ若い人に伝えたいのは『やりたいことをやっても絶対に生きていける』ということ。』(何億の借金を背負っても自己破産すればOK。社会保障もある。やりたいことを思い切ってやってみろよ、と。殺人以外は自己責任の下、やりたいことをやるべきだ、と。)

『しかし人間を人間たらしめているのは、物理的な臨場感空間に縛られずに、精神世界で自由を享受し、またそこでも臨場感空間を共有できることです。物理的な空間を超越した抽象空間でなんらかの価値を感じ取り、自分以外の利益に対しても意義を感じることができるのが、人間の人間たる所以なのです。
 つまり、他人の強制ではなく、みずから進んで「自分のためではなく他人のために尽くす」ことが、人間の本性なのです。
 ところがこのような考えは、支配する側がもっとも嫌うことでもあります。』

『「一人ひとりが当たり前のように違い」「一人ひとりの価値は自分で決めてよく」「だれが上でも誰が下でもない」、そんな価値観を標榜する国に日本はなっていくべきです。
 お金で買えないものはない。
 あなたはテレビの洗脳によって、そんな価値観をいまだに信じてはいませんか?』

まったく、すばらしい内容を書く人だ。
確かに、会社で英語を扱っているときと、日本語や数字、表を扱っていときとでは頭の回転速度がぜんぜん違う。実際、脳が解けるような不快感を何度も味わっている。自己洗脳による強化もあるだろうが、実際数字がらみのIQは85で、語学は114なのだから無理もない。会議で眠りそうになるのも、英語ををかくときわくわくするのも、当たり前。

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